「こんなことで…」と、飲み込んでしまう毎日
- 本当は嫌だったけど、笑ってごまかした
- 言いたいことがあったのに、言わずに終わった
- 我慢しすぎて、モヤモヤが自分の中でくすぶっている
こんなふうに、感情を押し殺すクセがついていませんか?
その場ではうまくやり過ごせても、
後から自分の中にしんどさだけが残っていく。
今回は、感情を我慢しすぎてつらいときに試したい考え方と対処法を紹介します。
1. 我慢=大人の対応? ほんとは違う
「何も言わずに耐える自分」
「空気を壊さないように合わせる自分」
それって一見「大人な対応」に見えるけど、
感情を溜め込むほど、心がすり減っていきます。
- 誰にも見せない分、消化されずに中に残る
- 無理を続けていると、ある日ポキッと折れてしまう
- 感情の出口がないまま、どんどんしんどくなる
“我慢は美徳”みたいな考えは、
自分を守るどころか、じわじわと傷つける原因になることもあるんです。
2. 「○○しなきゃ」に縛られていない?
感情を抑え込むクセのある人は、
心のどこかでこんなふうに思っていませんか?
- 怒っちゃいけない
- 迷惑をかけちゃいけない
- ちゃんとしてなきゃいけない
こうした思い込みは、
過去の経験や性格の真面目さからきていることが多いです。
「なんでこんなにしんどいんだろう」と思ったら、
まずは「自分で自分を縛ってるもの」があるかも…と考えてみてください。
(関連:完璧主義に疲れたときに手放したい考え方)
3. 感情は、出して整えるほうがラク
我慢し続けると、心の中に“未処理の感情”がどんどん溜まっていきます。
- なかったことにしても、ちゃんと心には残ってる
- 我慢して忘れたフリをしても、後でぶり返す
- 小さな我慢が積み重なると、ある日爆発することも…
だからこそ、感情は小出しでもいいから外に出すことが大切です。
- 誰かに話す
- ノートに書く
- 一人言で吐き出す
「出す → 見つめる → 整える」
この流れを少しずつ作るだけでも、心がラクになります。
4. 「出す」ってどうやるの?という人へ
出すのが苦手な人は、こんな方法から始めてみてください。
- モヤモヤをノートに「箇条書き」で書いてみる
- 自分に向かって「今日、ちょっと疲れたな」と声に出す
- 日記アプリに、そのときの感情だけ残しておく
誰かにぶつける必要も、
長文でうまく説明する必要もありません。
少しずつ、自分の気持ちに気づいてあげる練習からはじめましょう。
(あわせて読みたい:メンタルケア入門|心を守るために今できる7つのこと)
まとめ|「出すことは、悪いことじゃない」
感情を我慢しすぎるのは、
人に迷惑をかけたくなかったり、
ちゃんとした自分でいたいという気持ちがあるから。
でも、それで自分が壊れてしまったら意味がありません。
- 我慢は「偉さ」じゃない
- 感情は「出していいもの」
- まずは自分に「どうしたかった?」と聞いてあげることから
感情にフタをしすぎないで、
少しずつ“出せる自分”をつくっていきましょう。