なんでこんなに人の目が気になるんだろう?
「さっきの発言、変じゃなかったかな」 「今、変な顔された気がする」
そんなふうに、相手のちょっとした反応が気になって、 ぐるぐる考えてしまうことってない?
何も言われてないのに、自分で勝手に落ち込んだり、責めたり。 それが日常的にあると、本当に疲れてしまう。
ACにありがちな“他人軸”の思考グセ
アダルトチルドレンの人に多いのが、 「どう見られるか」「どう思われるか」を気にしすぎてしまう思考のクセ。
- 自分の気持ちより、相手の反応が最優先
- 空気を読んで「正解のリアクション」をしようとする
- 嫌われるのが怖くて、本音を出せない
これは、子ども時代に“相手の顔色をうかがわないと安全じゃなかった”経験から 身についた「自己防衛」でもある。
「気にしすぎ」の背景にある“安心感のなさ”
家庭で安心して気持ちを出せなかったり、 否定や無視をされることが多かったりすると、 「そのままの自分では愛されない」という感覚が残ってしまう。
すると、大人になっても
- 嫌われないようにしなきゃ
- 怒られないように動かなきゃ という思考が根づいて、常に“外”を気にしてしまう。
疲れないためにできること
他人の気持ちはコントロールできないと理解する
自分の言動に100点の正解なんてない。 どんなに気を遣っても、相手がどう思うかは相手の自由。
反応を“確かめにいかない”練習
「変に思われたかな」と思っても、 わざわざ相手の表情や返事を確認しにいかなくていい。 モヤモヤはそのままでOK。
気持ちのモヤモヤを言葉にしてみる
書く・つぶやく・誰かに話す。 「気にしてる自分」を見える形にするだけで、少し楽になる。
小さな「自分軸の選択」を意識する
コンビニで好きなものを選ぶ、 話しかける前に「自分はどうしたいか」を考える。
そんな小さな積み重ねが、 “他人の目”から“自分の気持ち”へ意識を戻してくれる。
まとめ:自分を守るために“気にしてた”んだと思えたら、少しラクになる
「気にしすぎてしまう」のは、ただの性格じゃない。
むしろ、自分を守ろうとして覚えた生き方かもしれない。
だからこそ、すぐに変えようとしなくていい。 少しずつ、「どう思われるか」より「自分がどう感じてるか」に 目を向けられるようになると、心がじわっとラクになってくる。