「嫌われたくない」「角を立てたくない」と思って、苦手な人ともムリに会話を合わせたり、距離を縮めようとしていませんか?
その気遣いはとても優しさのある行動です。 でも、いつも“いい人”でいようと頑張りすぎると、心がすり減ってしまいます。
まずは「誰とでも仲良くしなきゃいけない」という思い込みを、少し手放してみませんか?
誰とでも仲良くなる必要なんてない
職場や近所、親戚づきあいなど、人間関係の場はたくさんあります。 でも、すべての人とうまくやろうとするのは、そもそもムリな話です。
人には「合う・合わない」があって当たり前。 仲良くできない相手がいても、それは人間として普通のことです。
距離をとることは逃げじゃない。自分を守る手段
「この人とはなんか合わないな」と感じたとき、 ムリに会話を合わせるのではなく、少し距離をとることも大切です。
それは決して冷たい態度ではありません。 自分の心を守るための、自然な反応です。
我慢を重ねて関わるよりも、静かに距離を置くほうが、関係が悪化しにくいこともあります。
無理して笑うより、無表情でも“素”のままでいい
気まずくならないようにと、無理に笑顔をつくったり、相づちをうったり。 でも、自分の心にウソをつき続けるのはつらいですよね。
本当に疲れているときは、無理して笑わなくて大丈夫。 「今日はちょっと無理かも」と、無表情でもいいんです。
そういう自分を責めないことが、回復への第一歩になります。
「苦手な人を避けたい」はごく自然な感情
「苦手な人から逃げたい」「避けたい」と思う自分を、責める必要はありません。
誰だって、自分にとって居心地のいい人と関わりたいものです。 それはごく自然な欲求です。
心がつらいときほど、「誰とでもうまくやらなきゃ」という思考をやめて、 「今は自分を守ることを優先しよう」と切り替えてみてください。